今年最後の学園祭ナンパに。
ラストを飾るのにふさわしいのは…
京都大学だ。
日本で第2位の偏差値を誇る高学歴の大学。
マンモス校よ。
ネットで調べてみると学園祭も関西最大規模と書いてあった。
これは行かねばなるまい。
共学だが一度行ってみたい。
連れと現地で待ちあわせをしていたので、電車で京都に向かう。
俺は1人で京都駅でウォーミングアップをした。

10分ほど肩慣らしだ。
2人ナンパした。
まぁボウズだったが…
だが俺はナンパの感覚を失っていない。
…大丈夫だ。
地蔵にもならなかった。
バスに乗って京大に向かうか。

…京都でバスに乗るのは人生初だ。
すごく混んでいたな。
朝の満員電車以上だ…
観光地だからな。
…
京都大学に着く。

ほぅ…
ここか。
高学歴が集う学び舎は!
心なしか緊張するな…
なにせエリートばかりだからな。
大丈夫か?
早速連れと合流して中に入る。
すごく盛り上がっているぞ!

規模もなかなかデカイ。
だがこの前の近畿大学には若干及ばないか…?
大学はマンモス校だがキャンパスが京都市内の各地に分かれていて、その一つのキャンパスでやっているので、学祭自体の規模はそれほど巨大でもなかった。
それでもだいぶデカイ方だったが。
全体的に見てみると、垢抜け感も近畿大学ほどは感じなかった。
学祭としてのレベルは 近大>京大 といった感じか…
国立はそれほどチャラさや華やかさは出ないのだろうか…
私立はこういったイベントに力を入れているように思える。
しかし女はカワイイ子が多かった。
スト値もなかなか高い!
テンションが上がってきたぞ!
毎日の憂鬱な気分も晴れるわ。
最近ストレスたまっていたからな…
今日は腹を空かしてきたから出店もたっぷり食べられる。
早速チュロッキーを買ってみた。

美味い…
高学歴の作る食べ物も格別の味だ。
俺達はナンパは暗くなるまで待って、それまでは出店を見たりウロウロしていた。
高学歴がパイ投げをしていた。

何かのバツゲームだろうか…
京大生ほどのエリートでもパイ投げをしてはしゃぐのだな。
長い受験勉強の末、だいぶゆるんでおるのだろう。
俺は今日は出店で食べまくった。

クレープを買って持ちながら歩いていたのだが…
女子大生がうどんの出店で呼び込みをしていて、俺にも声をかけてきた。
かなり威勢がよく声もデカくて迫力があった…
しかし俺は今クレープを買ったばかりだ。
俺は女に「今これ買ったとこやから…」と言った。
しかしお構い無しに強引に売り込みをしてくる!
うッ!

圧を感じる!
これが高学歴の 圧 かッ!
しかも口調に迫力があって怖いのだ…
おそらく心の中でこう思ってるのだろう。
「そんなクレープどうでもいいから、早くうどん買えや!オラッ!」 と
うぅ…
怖い…
以前ボッタくられたメイド喫茶のメイドみたいな雰囲気があった。
忘れかけていた恐怖がよみがえるわ。
しかし俺が断ると、愛想なしにプイッとそっぽを向いて去っていった。
…
この冷たさよ。
ちょっとヘコんでしまったな。
何も悪いことしてないのに…
本当に京大生か?
さっきの女は訪問販売とかしたらトップセールスの成績を残せそうだ。
しかし京大生でもチャラそうなのもいるなぁ。
茶髪の京大生が「から揚げいかがっすか〜?」と売っておる。

しかしこんなのでもしっかり人生設計を立てておるのだな。
受験戦争を勝ち抜いて一流大学に合格したのだ。
なにか勝ち誇った感があるな。
そういや、前にうちの会社でバイトしていた学生が私立の一流大学だったけど、すごい仕事ができたな。
他の人が2週間かけて覚えるところを3日でほぼ覚えていた。
頭がキレる感じだった。
会社の人も言っていたな。
「学歴とか仕事とあんまり関係ないっていうけど、やっぱり一流大学とかやったら仕事も出来るな」と。
俺も同意見だった。
とりあえず一流大学の学生採っておけばハズレは少ないんだな。
話がそれた…
夕方になって日も暮れてきた。
しかし予想外のことがあった。
出店が5時半で終了というアナウンスがあった。
俺はマンモス校だからてっきり夜もやるのかと思っていたのだが…
急がねば。
出店はもうすぐ閉まるのだが、大学生の売り込みがない。
ほぼ皆無だ。
人数が多いから出店の食べ物も余らないのだな。
たまに来ても男子学生とかだ。
うれしくないって。
奈良女子大の女子大生の怒涛の売り込みが、今となってはすごくありがたいものに思える。
暗くなってきて出店も閉まってきた。

そして学生もどんどん帰っていく。
しかしここがチャンスだ!
俺達は帰る女子大生を物色する!
今日はコンビはなしでお互い1人の子をソロで狙うことにする。
俺は門をでたところで1人声をかける!

別の大学の子だった。
ベッキー似のスト高だ!
そこまでハーフっぽくもなかったが。
和風ベッキーといった感じだ。
しかも感触がいい!
若さがはじけてピチピチだ!
だがこれから帰って大学のレポートをしなければならないと言っていた。
彼氏もおるらしいわ。
これは可愛かったな。
2人目はあまり可愛くなくて、3人、4人目は反応が悪くてダメだった。
とくに3人、4人目は学祭でまれに見る愛想の悪さだったな。
汚物を見るような反応よ。
まるでストリートのようだった。
若干ダメージを食らう。
6時過ぎだと人がほとんどいなくなった。
俺達は仕方なく正門を出て帰ろうとする。
すると正門沿いを1人の女子大生風の女が歩いていた。
見た感じ服装は高そうな感じで近寄りがたい。
セレブ感がある。
なかなかの美人だが…
連れに指名されたので、かなり迷ったが突撃する。
喋ってみると、見た目によらず感触がよかった!
キレイな子やカワイイ子ほど感触がいい。
これはナンパをしていてよく感じることだ。
京都大学の学生で1回生と言っていた。
20歳だから1浪したのか…
しかし、その容姿から4回生くらいに見えたな。
老けているとかではなく、落ち着いた感じだ。
「これからバイト?」と聞くと、バイトはしていないらしい。
おそらく金持ちの家の子だろう。
京大に入るくらいだからな。
着ている服からも金持ちを連想させる。
サークルはなにかしているのか?と聞くと…
「国際交流サークルです。」と言っていた。
…
京大生で国際交流って…
…
アカン…
俺はビビってしまった。
あまりの境遇の違いに…
我にかえって現実に戻されてしまった。
30半ばのナンパしている男と、京大の国際交流サークルの子って…
どう考えてもおかしいわ。
釣り合わん。
喋っていて感触がよかったのだが、放流したかった…
番号ゲットしても俺にどうこうできるのだろうか?という不安があったのだ。
そしてあえて放流気味に喋ってしまった。
「彼氏はいるのか?」とナンパではあまり言わないほうがいいセリフを放って…
「いている」と言ってくれればすんなり放流だ。
…
彼氏はいているそうだ。
しかしホンマかどうか分からんが。
若干不自然さを感じたし。
見栄をはったのかもしれん。
俺は残念な気持ちと自分の実力の無さの屈辱感と、少しの安心感があった。
結局そのまま何もなしだ。
最後まで笑顔があって可愛い子だった…
結局今日は京都駅で2人、学祭で5人声をかけて終わりだ。
なかなか楽しかったのだが最後のはいかんな。
あそこでもっとガツガツいかねば。
あれはオラオラ系のナンパ師ならゲットできていたぞ。
笑いに弱そうな感じだった。
ナンパされ慣れていない感じだったしな。
これは遠征でリベンジせねば…
遠征だと開き直れるだろう…
…多分。
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