俺は駅の改札前で女を待つ。

それにしても暑い!
今年の夏は酷暑だ。
夏バテ気味だったので座って待つことにした。
そして、5時ちょうどに女が来た!
おぉ!
パーティーで会った時よりもかわいいぞ!
これは珍しいケースだ。
たいがいパーティーの時のほうがよく見えるのだが。
見くびっていた。
俺の心は躍った!
さぁ行くか。
店まで徒歩1分なのであっという間だ。
店に入り奥のほうに座る。
注文するか。
女はパスタを注文した。
俺はドライカレーを注文した。
…
今日は車ではない。
酒を飲める。
女に酒をすすめてみるか。
少しエロい気分にさせたいという下心がでてきてしまった…
俺は女に、チューハイとかはどうか?と聞いてみた。
だが女は「お酒はあまり飲めないからいい」と言った。
くぅ…
俺との盃は交わせんのか!?
仕方ない、酒なしだ。
そして俺は女と1対1の面接を開始する。
飯を食いながらなのでしゃべりづらい。
…会話はあまり盛り上がらない。
なんか尋問みたいになっているぞ。
質問して答えて…みたいな。
しかも、この子はあまり喜怒哀楽がなく無口な方だ。
お互い無難な会話が続く。
時間が長く感じるぞ。
沈黙をするときもある。
…
しんどくなってきた!
若干エロを入れてみるか?
俺「暑いけど海に行ったりせん?」
女「海は行かない」
…
水着の話に移ってエロにもっていきたかったのに。
話が終わってしまったではないか!
…
盛り上がらない。
しかも途中で横に来た客がうるさくてのぉ。
女2人組だったが、なんか熱く仕事のことを語っておったわ。
気の強い感じで、昔はヤンキーで荒れていたけど今は更生してバリバリ仕事してます…的な感じだ。
関西弁でまくしたてておる。
うぜぇ!
雰囲気が台無しではないか!
女との会話に集中しよう…
この子はメールだと盛り上がるのだがなぁ。
メール程の盛り上がりを見せてほしかったのだが…
結局この日は飯だけして無難な会話だけでたったの1時間でお別れした。
盛り上がっていなかったのに、女は名残惜しそうな表情をしていた。
「え?もう終わり?」みたいな…
もしかしてこの後を期待していたのか?
パコパコがあると思っていたのか?
勝負下着を着けてきたとでも言うのか!?
…
俺の選択は間違っていたか…
大誤算か!?
…
う〜む。
まぁいい。
今回はパコパコは狙っていなかったし。
今回で伏線を張った。
そしてこれは次回に生きてくる。
次会えば2回目だ。
次にパコパコを求めても「初めてあった仲ではない。だから君は軽い人ではない」という理由づけができた。
女は軽く見られるのを極端に嫌がるからな。
プラス思考でいこう。
そして俺は帰ってから、こうメールをしてみた。
「今日は暑かったから、今度は涼しめる場所に行こう(^−^)」
…この涼しめる場所というのは、文字通りクーラーの効いた喫茶店や映画館など という意味だが
ラブホテルというニュアンスも含んでいる!
向こうがどうとるかだ。
で、メールが返ってきた。
「今度、涼しめる場所にいこう♪」と…
…
俺の意図を理解してくれたのか?
どっちだ?
ラブホテルOKということなのか?
くぅ…
どいつもこいつもジラしてくれるのぉ。
次回が楽しみだわ。
また戦略を練らんとな。